「コツ」についてコツコツ考える

何事においても、コツ(骨)を掴む事が最も大事なのかもしれない。

マネージャーの役割とは?リーダーシップとマネジメント

昨今、社会の変化の速さ、組織体系の変化、多様性やダイバシティなどを受け、

経営陣などからのトップダウンな組織ではなく、個人が自発的に動き、結果チームがワークしている。

 

そんな組織が求められています。

 

またそんな背景を受けて、マネージャーの役割や重要性が見直されています。

 

「マネージャーという役職はついているが、実際にはほとんど部下を機能させられていない」

「KPIや数字マネジメントに偏っている」

「古い慣習や自身の考えを大事にしており、多様性やイノベーションに対応できない」

 

こういった課題に悩む企業が非常に多くあります。

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https://liginc.co.jp/life/useful-info/136695

一般的に「リーダーシップ」と「マネジメント」は上記のように分類されます。

 

マネージャーには、数字やモチベーション管理は当然のことながら、

会社や組織や個人のビジョンを結びつけ、動機づけする力なども求められます。

 

そういえば以前とある人に、

家族よりも長く過ごすメンバーなのだから、自分の家族のことよりメンバーを理解し、メンバーの家族よりあなた(マネージャー)の方がよく知っている。という事があってもおかしくない」

と言われた事があります。

 

確かに...

ビジネスは不戦勝で良い?一人勝ちするためのポジショニング戦略

「2020年にはオリンピックがあるからインバウンドビジネスは成長産業だ」

「人口減少、少子高齢化が進むため、介護事業は間違いなく伸びるだろう」

 

この2つの論点には、きっと多くの人は否定しないはずです。

 

では、仮にインバウンドビジネスと介護ビジネスが成長産業でマーケットサイズも大きい時に、の2つの産業に投資をしたら、確実に成功できるでしょうか?

 

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http://www.i-i-b.jp/blog/2726/positioning-marketing/

(どのポジションで戦うかがとても大事) 

 

ポジショニングマップとは、顧客ニーズと競争優位性の両方を揃えた独自のポジショニングを見つけ出す手法です。

 

たとえばビール業界上記のようにはマッピングできます。

ただしコレが正解とも限りません。キレや爽やかさはビールの持つ機能のほんの一部でしか無いためです。

 

この2次元マップをいくつかのパターンで繰り返す事によって、競合には負けない、でもお客様から選ばれるポジショニングが見つかったりします。

 

冒頭に書きました通り、成長性やポテンシャルが大きい産業に挑戦をしたくなる人は多いですが、そういった場所は競合もひしめきレッドオーシャン化します

 

戦いに行くのではなく、戦わずして勝つ方法を見つけ出す。

簡単そうで難しい、とても重要なスキルです。

 

愛の価格をどう決める?分析の本質は比較にあり?

以前、アクサ生命が行った調査におもしろい調査があります。

それが、タイトルにも書きました「愛の価格♥」についてです。

 

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アクサ生命は世の中の女性に2つの質問をしました。

Q1:結婚相手に求める理想の年収は?

A1:552.2万円

 

では、相手が本当に心から愛せる方だった時、年収が最低限いくらであったら結婚ができるか?

Q1:心から愛せる相手に求める年収は?

A1:270.5万円

 

だったそうです。つまり普通の男だったら550万くらいは欲しいが、

本当に愛せる人なら270万円で良い。

つまり、差額の280万円が愛の価格と言えるわけです。

(理想は550万円だが270万円でも我慢できる。つまり差額が愛の価格)

 

分析の本質は比較だと言われますが、一見算出が難しそうな物事でも比較をすることである程度求めることが可能です。

 

戦争に竹槍で行くな!ちゃんと勝つための"戦略と戦術"

うさぎと亀が競争する童話があります。

この物語をよくよく考えると、亀、センスなさすぎですよね。

うさぎと競争して勝てる確率は相当低いです。

 

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http://www.worldfolksong.com/songbook/japan/folktale/usagi-kame.html

(どう考えても、亀完敗するでしょw)

 

亀がうさぎに勝つとしたら、泳ぎとか、防御力とか?

 

 

 

マイケル・ポーターは戦略を

「何をやり、何をしないか決めること

 

グロービス経営大学院では

企業あるいは事業の目的を達成するために、持続的な競争優位を確立すべく構造化されたアクションプラン」

と定義しています。

 

一方、亀は相手のミスもあり、結果勝つことができました。

最終的な結果は、ロジックや理論とは違う力学が働いているという事に、面白みがあるなぁと思ったりもします。

 

 

なんでこんなに安くできるの!?企業経営における経済性とは?【事業の経済性】

セブンイレブンが大成功したプライベートブランド

チョコや飲み物だけでなく、日用品全般で提供しています。

 

実はセブンイレブンプライベートブランドセブンプレミアム10年前からスタートしており、

その売上はなんと1兆円を超えています三( ε:)

 

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https://hodai.globis.co.jp/courses/82dab3acより

(たくさん作れば作るほど、効率的にモノを作れるようになるためです)

 

事業の経済性とは、儲けに繋がるコスト削減の仕組みの事。

経営戦略において事業コストをどう効率化するかは大変重要です。

(規模の経済性が最もメジャーです


①規模の経済性:たくさん作れる生産体制があれば、1個当たりの生産コストは減るということ


②経験曲線:累積の生産量が上がるにつれて、1個当たりの生産コストは減るということ

 

③密度の経済性:店舗など密集していればしているほど、1回当たりの提供コストは減るということ

 

④範囲の経済性:事業やバリューチェーンにおいてシナジー範囲を拡大するほど、1個あたりの提供コストは減るということ

 


他にも例えばアマゾンは、元々本の配送からスタートしていますが、

その物流ネットワークを活かして、その他の事業を展開して行きました。

 

成長する企業は、商品力や技術力だけでなく、

コスト構造やデリバリー方法までよく考え抜かれている事がわかります。

 

→戦略を考える時は、思考力が大事ですよね

謎に固執する人、どう攻略する?【心理バイアス】

「言われたアドバイスはすごい図星だけど、、、素直にリアクションできない、、、」

「製品ABCより、当社の製品Xの方が間違いなく優れている!」

 

人間にはそんな心理的なバイアスが時々起こります。

 

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https://ameblo.jp/maru-ma25/entry-12217182223.htmlより

 

心理バイアスの特徴は

 

「当初の目的から離れ、相手を打ち負かす事にこだわる」

「合理性を失っても、踏襲してしまう」

 

などです。代表的なものを一部ご紹介

「相手に勝とうするバイアス」

・非両立バイアス:彼氏彼女と言い合いになった結果。起こった事象ではなく、昔話を引き出して、相手を言い負かす事に注力する

・自分達の物が一番に見える:自社製品が一番なはすだ

「自分を飾るバイアス」

・立場固定:合理性を失っても、踏襲してしまう

・埋没費用:意思決定に無関係なはずの過去のコストに左右される

・確証バイアス:自分に関係のあるもののみ受け入れ、それ以外を軽視する

・授かり効果:同じものでも、自分に所属しているものは価値が高く見える

 

 

意外とこれありませんか??

 

→バイアスって色々種類があります

叙々苑のお肉は、本当においしいのか?【認知バイアス】

「ベンツは、一般車より良い走りをするはずだ」

叙々苑のお肉は、一般的な焼肉屋のお肉よりおいしいはずだ」

 

こう思っている方は少なからず多いと思います。
果たしてこれは、真実でしょうか?

 

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https://www.glico.com/jp/enjoy/contents/jojoenbreo/より

叙々苑て、割引クーポン貰えた時か、ランチにしか、なかなか行けないです)

 

人は無意識の中でいくつかの偏った認識をしています。

 

前回はネゴシエーションの中で妥協点を見出す事が重要と書きましたが、

相手のバイアスを特定する事も合わせて大事なポイントです。

 

代表的なものを一部ご紹介

 

「アンカリング」

・認識されやすい情報:なじみがある。認知度が高い 

・過去の経験/状態:成功失敗体験

・単純化された情報:丸めた数字、一言表記

・最初の提示:初めに入ってきた情報

 

フレーミング

・全体に対する比率による枠付け:車の購入時にオプションをつけるなど

・付属品に対するプラスの値付け:やたら付属品の多いテレビショッピング

・絶対値を小さく見せる値付け:携帯の48回分割払い

 

「ベンツ、叙々苑は高い、おいしいと有名、だから美味しいはずだ

 

知らずのうちにバイアスがかかっているわけです。

 

事実良いものなのだとは思いますが、

実は、もっと安くて同等レベルのモノもあるかもしれません。

 

→相手のバイアスを知ったら、次はどう納得させるか?