事故が起きたのは偶然なのか?必然なのか?【ハインリッヒの法則】
ここ数年、高齢者による交通事故のニュースがよく目にします。
一読者としては、
「これから更に高齢化が進むとなると、他人事とは思えないなぁ」
くらいの感想ですが。
この事故が起きたことは偶然なのでしょうか?必然なのでしょうか?
ハインリッヒの法則とは、
「大きな事故を起こさないように、小さいうちに潰そう」
という考え方とフレームワークです。
1件の大事故が起こるまでには、
29件の中程度の事故があり、300件の微小事故がある。
つまり、何かが有ったときに、大事故になるか小さい事故で済むのかは、運によるものではなく、統計学的に裏付けがあり、起こるべくして起こる。という事です。
なので、大きな事故になる前に、
「小さな事故やヒヤリハットをどう叩いておくかが極めて重要」
ということになります。
その上で、
事故が起こりやすいタイミングを3H、事故の種類をSHEL(4分類)で切り分けて整理し、事故が起きないようにチェックをする仕組みを構築することが重要と言われています。
・3H=はじめて、ひさしぶり、へんこう
・SHEL=S(ソフト)、H(ハード)、E(環境Environment)、L(人間関係liveware)
はじめて、ひさしぶり、へんこうがあった業務に関してはSHELの視点で業務を見て注意すると、トラブルなく業務ができるそうです。
運転能力が無くなった高齢者の皆さんに運転をさせるかの是非は難しいですが。
そういった方々が運転をすれば、
交通事故が起きる確率が高まることは間違いないですね。
→仮に、運転能力の無い人に、どうしても運転したい!と言われたら?
私は絶対箱根に行きたい!僕は絶対沖縄だ!を妥結させるには?【価値創造提案】
旅行、食事、買い物、趣味などなど。
色んな人が集まると、やりたい事がバラバラでやることが決まらない。
なんて事は珍しくありません。
そんな日々が続く結果、
「意見が合わないのが面倒なので、最近は気の合う人としか最近遊んでない」
「相手に任せて自分はついていくだけ」
なんて人もいるのではないでしょうか。
経営学の1つにネゴシエーション(交渉術)というものがあります。
ネゴシエーションでは妥協点を見出す事が重要です。
タイトルに戻れば、
「なぜ箱根が良いのか。なぜ沖縄が良いのか」ここにアプローチができるかです。
そこをもう一段踏み込むと、例えば
箱根派は、
「これから秋になって箱根は自然が豊かになるから落ち着けるはずだ」
「沖縄はお金が結構かかるし嫌だ」
沖縄派は、
「都会から離れて自然に触れ合うことでリフレッシュできるはずだ」
「箱根は近場で何度か行ったことがあるから新鮮味が感じられない」
であれば、箱根派と沖縄派の妥結点から
「あまり行ったことが無く、都会からある程度離れており、自然が感じられ、それほど高くつかない」
富山?石川?岐阜?福井?
こういった、今までに無かった選択肢が見えてくるかもしれません。
「楽しさ」と「喜び」の違いは何か
最近、早寝早起きの習慣が加速して、10時台にはベッドに入り4時台に起きるという。
良いのか悪いのか、謎の生活リズムが完成に至りそうです。
人間は起きて2-3時間後が最も集中力が増し、その後は1日をかけて右肩下がりという内容を、本で読んだり、実際に体感的にも感じるため、最も生産性高い朝の時間を、ここぞとばかりに、とにかく集中したい事に投下しています。(自分の中ではゴールデンタイムと呼んでいます)
このゴールデンタイムに費やすのが、「1人で行う非定型業務」です。メールの返信やルーティン業務の対応ではなく、今まで考えて来なかった施策を考えたり、事業や組織の根本的な課題は何か考えたり…
アウトプットが出ない日も少なくないですが、この時間が最も深い思考に入る瞬間です。
自分は何をして、どうなりたいのか
この前、とあるブログから、羽生善治の言葉が目に入りました。
「勝ち負けには間違いなくこだわっているけど、結果だけを出せばいいのなら、ジャンケンでもいいわけです」
この言葉がなぜか頭に残って、何回か読み返していると、1つの事に気づきます。
それは、「もし自分が営業成績や売上など結果だけ出せば良いと思っているのであれば、朝の最も集中できる時間は売上に繋がる仕事だけしていれば良いはずだし、そうしているはずだな」と。
楽しさの度合いに落差があるか無いか
キックボクシングをやっている頃、「格闘技とは、なんてすごいスポーツなんだ・・・」と、身にしみて感じた事があります。
毎日の仕事に加えて、週5日で練習、殴り合いで怪我をしながら、減量期の2ヶ月は炭水化物はおろか、ろくにご飯も食べられない。練習行きたくないなぁと思いながらも、友人も行くなら俺も、という気持ちで必死に過ごしました。
フットサルを例に取ると、誤解があるとあれなのですが。趣味として週末にフットサルをしてある程度の楽しさを感じる事もできたはずです。
でもキックボクシングはまた違った感情を得ることができました。本当につらくてどん底の時もあるけど、趣味でやっていたフットサルでは体感できなかった、感極まる瞬間もあって。
楽しい、楽しくないという楽しさの度合いにおいて、「落差の有無=楽しさと喜びの違い」
なのかなと解釈しています。
「喜びを感じれる仕事」に挑戦する
「大手さんは朝も早くて、土日も仕事して、ホントに仕事が好きなんですね。」みたいな、仕事が好きなんですね類いの言葉を良くもらいます。
仕事が好きなのは事実なんですが、別にそれだけではなくて、フットサルもキックボクシングもスノボも最近はサーフィンもするし、実は料理も好きだし、お酒飲んだり、友達としゃべったり、散歩したり。意外と好きな事はたくさんあります。
よくよく考えてみると、仕事が好きという言葉は間違っていないが、合っていない気もします。仕事が好きというより、
「好きと思えるコトを並べた中で、一番が仕事だった」
こっちの方がしっくりします。
羽生善治の
「勝ち負けには間違いなくこだわっているけど、結果だけを出せばいいのなら、ジャンケンでもいいわけです」
この観点から、もう一度自分に置き換えてみると、
「もちろん仕事して結果を出したいが、解の無い問いを考えるという自分にとってチャレンジングな事にぶつかっていき、苦悩しながらも成功や成長をしたい」これが自分のやりたいことである。
こういう事かなと思っています。
「身の丈や慣れた仕事をやり、結果が出て楽しい」
を選ぶ選択もありますが、
「チャレンジグで、もっと喜べる仕事を選択していきたい」
そう思います。
あなたは「報連相」を、させている?されている?
「トップダウン」では、誰も動かない。動きたくもない…ですよね。
「優秀な人には仕事が集まってくる」とよく言います。ここで言う優秀とは、おそらく文字通り仕事ができる人であり、仕事とはタスクを指しているように思えます。
一方で、そんな仕事ができる優秀な人であっても、「周りからの報連相は集まってこない」なんて事があります。
■近寄りがたい。優秀なあの人
実際にちゃんと話してみると正論だし気付かされることも多いですが、話しかけるまでが結構勇気がいる。「ちょっと良いですか?」では行きにくい。得てしてとてもストイックだったり成果に直結する事を重視している事が多いので、「そんな事で相談に来たのか、そんなこともできないのか」と、返されそう。そんなタイプの方です。でもやはりその方に聞けば課題解決に近づきます。
行くまでは面倒だったけど、行ったら楽しい飲み会に近い感覚かもしれません(笑)
■報連相が集まるようになったら、もっと楽になる。
「ちゃんと上司に報連相をしろ!」というようなパワーマネジメントが通用していた時代では、業務上必要な報告、連絡、相談は集まっていたのかもしれません。また、いわゆる一昔前であれば多少大変でも1社で頑張ることが当たり前の時代でしたから、報連相をしなければならない少し苦手な上司とも向き合う必要がありました。
今はというと、課題が複雑化し年代や性別や国籍も異なる人が一緒に働く時代になりましたので、業務上必須でない、売上に直結しない報連相についても、上司は抑えておく必要があります。そうしておかないと、「一見売上に紐付かなそうだけど実は良いアイディア」を取りこぼしたり、「あの人、私の事何も聞いてくれない」「仕事のばっかりでなんかやだ」なんていう「社員の士気低下」にも繋がります。
■俺は優秀な人と関わっていたい。を辞める。
「何をするかより誰とするか」と言われるように、優秀な人と過ごす時間は刺激的で自分を成長させてくれることも多いです。だからと言って、自分よりも優秀な人ばかり求める事が正解でもありません。
「優秀」な人とは、「この人と関わっていたいと思われる」人。もしそうなろうとすると、自分より優秀な人に関わったり教えてもらうことばかりよりも、寧ろ自分よりも能力が低いメンバーから、「報連相をされる」存在になることが、結果、あなた自身が優秀な人になるために重要なのかもしれません。
コツ(骨)を掴むを科学する
『骨』は、体の中心にあり、体を支える役目をしていることから、人間の素質や本質を意味します。 そこから、「コツ」は勘所や要領を意味するようになり、物事の本質を見抜き、自分のものにすることを「コツを掴む」というようになりました。
最近の結論ですが、
「何事においてもコツ(骨)を掴むという事が最も重要」なのではないか。
という事です。
■少しだけ自己紹介
群馬県出身、両親が事業主の影響もあり学生時代は経済経営学部へ。ベンチャー企業などのインターンを経験し、人材会社へ入社。新規事業立ち上げなどに従事し様々な業界や職種のお客様と関わりを持った。その後スタートアップへ転職し事業開発/経営企画を担当。自分はどこに行っても頑張れる気がする。だとしたら、頑張ったら頑張った分だけ、自分にも社会にも役に立つ事をしたい。と日々思う。
■よくある「瓶に石を詰める」お話
仕事もプライベートも、まずは大事にしたい大きな石を詰めることが大事。
ある人が、瓶と石を持って、人に問う。
・殻の中に、大きな石を詰め、「これは満杯か?」と問うと、ある人は満杯だという。
・更に小石を詰め、「これは満杯か?」と問うと、ある人はこれで満杯だという。
・更に砂を詰め、「これは満杯か?」と問うと、ある人はいよいよ満杯だという。
・最後に大きな石と、小石と、砂の入った瓶に水を入れ、満杯になるというお話。
■目の前の小さな小石や砂で、自分の人生を埋めていないか
普通に生きていれば毎日会社に行って仕事をするし、ご飯を食べて、飲みに行って、生きていくだけの給料は振り込まれる。平日もそれなりに忙しいので土日はゆっくりする。そうこうしているうちに1年3年5年と月日が流れ、気づけば20代30代40代と続くのかもしれない。
■たぶん、大きな石を見つけるのは結構大変だし、重くて持ち上げにくい
目の前の小石とか砂は片手でもすぐ拾えるし、たくさん落ちているのですぐ拾える。それで瓶を詰めていればたくさん入っているような気がしてしまう。でも本当に大事なのは大きな石から詰めていくこと。
大きい石は、どの石を持ち上げたら良いか、選ぶところから大変だし、持ち上げようとしたらそう簡単には持ち上がらない。
■大きな石は素手じゃ持ち上がらないので、別の方法を考える必要がある
きっと大きな石を持ち上げようとすると、素手で掴むのは結構しんどいし根性論だけでは難しい。頭を使ったり道具を使ったり、時には人に手伝ってもらう必要がある。
タイトルにもした通り、大きな石を持ち上げるとは、コツ(骨)を掴むに近しい。もし、コツ(骨)を掴む術を見つけ出し、大きな石を瓶に詰めていくことができたら、自分の人生が少し変わるのかもしれない。
ではコツとは何なのか、具体的にどうしたら掴めるのか。
コツコツと見つけて行きたいと思います。
上手く締まった!と、思いたい。
「学校の勉強て大人になって使うの?」に、どう答えるか
もはやなんのことだがさっぱり忘れた。たくさんの方程式。
英語が大の苦手だった私。いつも単語を1000個とか2000個覚えることにあまり意味を見いだせなく、中学生で敢え無く挫折。一方、数学や生物、化学などの理系科目が得意な高校時代でした。
■典型的な文系と典型的な理系の言い分
僕は英単語や歴史の年号を単語帳に鬼のように書き電車内で必死に覚える文系の皆さんに、
「どうせテスト前に覚えてすぐ忘れるのによく頑張れるな」
と豪語していました。
一方、文系の皆さんからすると、
と思われていたのかもしれません。
「単語帳に鬼のように書いて必死に覚えた英単語や歴史の年号」も
「咲いたコスモスコスモス咲いたでおなじみ三角関数」も
もしもどちらも、今の社会で直接的に役に立たないのであれば…あの時間は何だったのか。
■学校の勉強は、大人になって直接は役に立たないが、「思考の仕方」として役に立つ
テストの時期になるとルーズリーフに同じ単語を永遠に書いている子が昔いましたが。できるだけたくさんの英単語や年号を覚えるには、根性論で詰め込もうとしていても無理があります。
・ある子は永遠にノートに書く
・ある子は文章やストーリーに落として覚える
・ある子は実生活と結びつけて日常的に覚えたりします
数学も同じです。
・単に公式だけ覚えて逃げ切ろうとする人もいれば
・一つの問に対して何パターンものアプローチで解を見出そうとする人もいれば
・覚えた証明や公式が世の中でどう使えるかを考え出すツワモノもいます
限られた時間の中で、どのように勉強をするのか。
英語も数学も古文漢文も歴史も生物も物理も化学も…内容そのものは忘れてしまうかもしれませんが、様々な学問学ぶにあたり。考え抜くための思考体力、多様な視点から考える思考方法、効率的効果的にアプローチするテクニックなどは、大人になってもとても役に立ちます。
■なので、点数が高かったという事実よりも、それを作り出した勉強の仕方や方法について着目した方がよい
もし、今まで書いたことが筋が悪くないのであれば、結果を定量だけで評価するのは非常にナンセンス。むしろどうやって勉強したのか?どう覚えたのか?その勉強法はいかにして編み出したのか?にフォーカスすることが良いかもしれません。
あなたは「学校の勉強て大人になって使うの?」に対して、どう答えていますか?
あなたは一石で何羽、仕留められますか?
一石二鳥できたら人の2倍の生産性。あなたは一石n鳥?
先日、とあるプロジェクトの中でこんな事がありました。
Aさん:「私思うんですけど、この件はそんなに深く考えずに、まずは走り出した方が良いと思います」
Bさん:「いやこれはもっと深く考え込むべきだと思う」
という意見の食い違いです。
仕事には正解も無ければ終わりも無い。それでも変化が激しい社会の中では何かしらのアウトプットを出して行かなければなりません。
■威勢の良い男性社員と一見目立たたない女性社員、どちらが成果を出す?
話は少し変わりますが、以前採用支援の仕事をしていた時、とある企業の役員さんがこんな話をしていました。
「威勢が良く成長したいと豪語する男性よりも、一見目立たないけどしっかりと考えられる女性の方が、パフォーマンスが高い」
なぜかというと、
「威勢の良い男性は成果が上がると喜び、下がると気持ちも下がる。また横目に昇進していく他のメンバーを見て、なんで俺は評価されないんだ!と、目の前の事ばかりにあーだーこーだ言ったりする。」
一方で、
「一見目立たない女性であっても、着実に顧客の課題や組織の課題に確実に向き合って仕事をしている人の方が、結果的にはパフォーマンスが高い」とのこと。
■限られた時間でどこまで考え抜けるか
昔、ぷよぷよというゲームがありました。もしかしたらこのゲームに感覚が近いのかもしれません。自分の陣地を埋めまいと目の前のぷよぷよを消していてばかりでは、勝つことはできません。
むしろ、一見時間と労力がかかるようですが、設計だててぷよぷよを構築することで、結果的に大きなアウトプットにつながります。しかしながら、ずっと積み上げてばかりいると、相手からの猛攻を受け負けてしまいます。
時たまゲームセンターを覗くと、信じられないほどのスピードで、まるでアートのようにぷよぷよを積み上げ。相手に一瞬のすきも与えないまま全てを終わらせる。文字通り「神」のような存在がいます。思考のスピード・深さともにハイレベルです。
仕事をしている以上納期はありますが。その一石はどこまで考え抜いた、何羽を仕留める一石なのか。という問は、多様化・複雑化・高速化する世の中では大事なコツかもしれません。