事故が起きたのは偶然なのか?必然なのか?【ハインリッヒの法則】
ここ数年、高齢者による交通事故のニュースがよく目にします。
一読者としては、
「これから更に高齢化が進むとなると、他人事とは思えないなぁ」
くらいの感想ですが。
この事故が起きたことは偶然なのでしょうか?必然なのでしょうか?
ハインリッヒの法則とは、
「大きな事故を起こさないように、小さいうちに潰そう」
という考え方とフレームワークです。
1件の大事故が起こるまでには、
29件の中程度の事故があり、300件の微小事故がある。
つまり、何かが有ったときに、大事故になるか小さい事故で済むのかは、運によるものではなく、統計学的に裏付けがあり、起こるべくして起こる。という事です。
なので、大きな事故になる前に、
「小さな事故やヒヤリハットをどう叩いておくかが極めて重要」
ということになります。
その上で、
事故が起こりやすいタイミングを3H、事故の種類をSHEL(4分類)で切り分けて整理し、事故が起きないようにチェックをする仕組みを構築することが重要と言われています。
・3H=はじめて、ひさしぶり、へんこう
・SHEL=S(ソフト)、H(ハード)、E(環境Environment)、L(人間関係liveware)
はじめて、ひさしぶり、へんこうがあった業務に関してはSHELの視点で業務を見て注意すると、トラブルなく業務ができるそうです。
運転能力が無くなった高齢者の皆さんに運転をさせるかの是非は難しいですが。
そういった方々が運転をすれば、
交通事故が起きる確率が高まることは間違いないですね。
→仮に、運転能力の無い人に、どうしても運転したい!と言われたら?